蓮福寺

檀家の皆様へ

蓮福寺は、400年以上続く、歴史あるお寺だそうです。
その間、多くの人たちが集い、笑い合い、励まし合い、慰め合って人間としてのいのちの歩みを進めてこられました。
「亡き人を供養する」場としてではなく、亡き人に育てられその方から案ぜられている「わたし」が、《人間を生きてよかった》と感じられるような歩みをするための場として、参詣し集い、仲間と出遇っていっていただければ、と念願しています。

ご家族・ご親戚のご葬儀について

万が一の出来事は、ときに突然起こります。
事前のご相談や約束は、必要ありません。心配が生じた際に、遠慮なくご連絡ください。
状況に応じて、できることを精一杯、誠実に対応させていただきます。
※時間的に余裕のある方の場合には、ぜひ「お問い合わせフォーム」をご活用ください。

年回法要(お年忌)について

お葬儀の後、2年間で4つの法要を勤めます。

  • 四十九日(忌明け・納骨=きあけ・のうこつ)法要
  • 初盆(はつぼん)法要(次に迎える7月または8月の中旬)
  • 一周忌法要(御命日の1年後)
  • 三回忌法要(御命日の2年後)

ご自宅または本堂での法要→お墓参り→(お寺参り)→お斎(おとき=仏事のお食事をこのように呼びます)という流れが一般的です。
法要は、亡き人のためではなく、遺された「わたし」自身の「これから」のために。
お斎は、亡き人が用意してくれた再会の場と受けとめて、美味しいお料理をはさんで、賑やかに楽しく。
-それぞれ、過ごすことができれば良いですね!
「これから」の「わたし」が、明日への活力をいただく場だと考えてください。

「二十八日講」へのご参加

蓮福寺では、宗祖・親鸞聖人の月命日である毎月28日に、昔から「二十八日講」と呼ばれる御講が開かれて来ました。どのくらいの歴史があるか判らないくらいの伝統行事です。取り止めることは簡単ですが、できれば今後も長く継続していけたらと思います。

蓮福寺の「二十八日講」は、地区ごとに当番の時節が決められています。10時までに集まり、境内や堂内の清掃、お斎の準備、「正信偈」の勤行が勤められてきました。

最近では、集まって生活や気持ちを聞き合うことに古来の「御講」の意味があるという推察のもとで、さまざまな話し合いの手法を試みています。
働いてお金を稼ぐことだけが人生の目標ではないはず。仕事のお休みを取りながら、縁ある伝統行事に身を寄せ、他者との心的交流に励んでみてはいかがでしょうか。

「生前法名」について

法名(他宗派では「戒名」)は、本来は亡くなった後にお付けするものではありません。
このいのちは「仏と成らせていただく」ためにいただいた受け難いいのちなのだと深く頷いて、気付いたときに頂戴するもう一つのお名前が、法名なのだそうです。
基本的に、法名は親御さんからいただいた深いご縁のお名前の一文字と結び付く「もう一文字」を、手引書の中から引用して作成します。「もう一文字」はその方の生きざまやお人柄をよく表した漢字が選ばれます。

皆さまのいのちは、阿弥陀さまや父母から「仏に成れよ」と願われいただいた貴重ないのちなのだと深く頷かれることがございましたら、生前に法名をもらっていただくことをご考案いただいてもいいかもしれません。
その時には、本山・東本願寺で頂戴しましょう。住職も、入念に手続きをいたしまして、同行させていただきます。京都旅行が、仏弟子としての歩みを始める記念日となりますね!

護持運営へのご協力(年会費)

蓮福寺では、檀信徒の皆さまのご理解ご協力のもと、年5回の年中行事を運営しております。

  • 修正会(しゅしょうえ)=1月1日
  • 春の彼岸会(ひがんえ)=春の彼岸の入りの日
  • 盆法要(ぼんほうよう)=7月第1週の日曜日
  • 秋の彼岸会(ひがんえ)=秋の彼岸の入りの日
  • 報恩講(ほうおんこう)=12月第2週の土日

400年もの間、続けられてきた季節ごとの法要に身を運ぶ中で、同じ人間を生きる「御同朋・御同行」という仲間と連帯感を感じ、お互いに助け励まし合う感覚を養い続けていくことができればと思います。

なお、年5回の年中行事への御布施と、盆法要開催時に配布される「本山納付金」等のご依頼が蓮福寺檀信徒としての年会費となっています。ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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